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ニュースリリース

2022.04.21

PDFファイルの長期保存を目的としたISO規格の最新版「PDF/A-4」に対応した「SkyPDF 7シリーズ」各種製品をマイナーバージョンアップ

~スカイコムは、安全・安心な電子文書の保存を支援します~
2022年04月21日
株式会社スカイコム
株式会社スカイコム(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:川橋 郁夫)は、PDFファイルの長期保存を目的としたISO規格であるPDF/Aの、最新規格「PDF/A-4」に対応した「SkyPDF 7シリーズ」各種製品*を、2022年4月21日(木)より販売開始いたします。

 *「SkyPDF Professional 7」「SkyPDF Standard 7」「SkyPDF Terminal Server 7」「SkyPDF Terminal Server Pro 7」「SkyPDF BI-Driver 7」「SkyPDF Server MT 7」の6製品

PDF/Aとは?

PDF/AはPDFファイル(電子文書)の長期保存を目的とした国際標準規格(ISO19005)です。
PDF/Aの「A」は“Archive”を意味しており、PDF/A規格で変換・保存することで、長期保存でも環境に依存せず常に正しい表示になるよう、フォントの埋め込みや暗号化の禁止など、必須・制限・禁止する項目を定めています。なおPDF/Aには、複数の規格が存在します。
PDF 規格 ISO 規格 概要 特徴
PDF/A-1 ISO19000-1 PDF1.4をベースとして定義 暗号化禁止|メタデータ埋め込み|フォント埋め込み
外部コンテンツ参照禁止
PDF/A-2 ISO19000-2 ISO 32000-1をベースとして定義
基本的な制限事項はPDF/A-1と同じ
PDF/A-1に対し、ISO 32000-1で追加された機能等を許容
JPEG2000|PDF/Aファイルの埋め込み|レイヤー
PDF/A-3 ISO19000-3 PDF/A-2を拡張し、ファイル埋め込みを許可 PDF/A-2に対し、あらゆるファイルを埋め込み可能に
※ドキュメントと埋め込みファイルの関係情報の設定が必要
PDF/A-4 ISO19000-4 ISO 32000-2をベースとして定義 PDF/A-2、A-3に対し、ISO 32000-2で追加された機能等を許容
PAdES署名 など

改正電子帳簿保存法で再注目される「PDF」

一部の電子取引については2年間の宥恕措置が適用されるものの、2022年1月1日より改正電子帳簿保存法(改正電帳法)が施行されました。
改正電帳法では、税務処理に関わる帳簿などの書類を電子化する際の手順が簡略化された一方で、電子取引やメールなどで受領した電子データは電子データのまま保存することが義務付けられるなど、従来よりもかなり積極的に電子化を促す内容となっているのが特徴です。
特に後者の影響は大きく、これまで多くの企業で行われてきた「電子データをとりあえず印刷し、紙の文書と一括保存する」という手法が認められなくなります。
そうした背景から、「PDF」フォーマットがこれまで以上に活用されると思われます。
受領したPDFファイルを閲覧した際、文字化けやレイアウト崩れを経験したことはありませんか?
これは、PDF作成時に使用したフォントがデバイスにインストールされていない場合に起こる現象です。
通常はその時代の端末やOS間で主流となっているフォントが使われているため、すぐに問題になることは少ないのですが、請求書などのように長期保存が求められる文書をPDF化した場合はどうでしょう?
証憑書類の保存期間として定められている7年後に、どのようなOSやデバイスを使っているか、予想できる者はいません。つまり「PDFである」というだけでは、保存文書としての信頼性を担保しているとは言えないのです。
陸続きのため異なる言語での商取引が日常的なヨーロッパでは、比較的早い時期からこのPDF/Aが使われてきました。たとえばドイツではPDFとXML形式の電子インボイスの規格が定められており、当社スカイコムもドイツ連邦共和国税理士データ処理協会(DATEV)に、延べ百万ライセンスのPDF作成エンジンを出荷しています。
日本ではほとんど知られていないPDF/Aですが、改正電帳法をきっかけに、これからビジネス用途での利用が広がっていくでしょう。

「SkyPDF 7シリーズ」 マイナーバージョンアップに伴うPDF/A対応

■業務アプリ・システムの出力帳票やOfficeファイルなど → PDF変換しPDF/Aファイルとして保存

業務アプリ・システムの出力帳票やOfficeファイルなどをPDF変換する際に、PDF/A規格を設定することで、PDF/A形式に変換して保存します。
対応製品
「SkyPDF Standard 7」 「SkyPDF Professional 7」 「SkyPDF Terminal Server 7」「SkyPDF Terminal Server Pro 7」 「SkyPDF Server MT 7」 「SkyPDF BI-Driver 7」

■PDFファイル → PDF/Aファイルとして保存

PDFファイルをPDF/A形式に変換して保存します。
対応製品
 「SkyPDF Professional 7」 「SkyPDF Terminal Server Pro 7」

販売開始

2022年4月21日(木)より

製品紹介

高速・高圧縮・高セキュアな PDF 作成+編集・加工+閲覧ソフトウェア
高速性と高圧縮性、動作の安定性に加え、改ざん防止や暗号化機能による安全性に優れ、企業や官公庁
の厳しい選定基準をクリアした信頼性の高い PDF ソフトウェアです。「SkyPDF Standard 7」は PDF 作成と簡単な編集機能を搭載し、上位版となる「SkyPDF Professional 7」ではさらにファイル埋め込みや注釈の付加、電子署名などの高度な編集・加工にも対応しています。
仮想アプリケーション、仮想デスクトップ環境に対応したPDF生成・閲覧・編集ソフトウェア
Citrix Virtual Appsサーバーへの負荷を最小限に抑えながらPDF生成が高速に行えるようチューンナップを施した製品です。マルチタスク処理により、シンクライアント環境/仮想化環境において、他社PDF製品に比べ高速にPDFの生成が行えるため、時間短縮により業務効率化を実現するとともに、クライアント管理のコスト削減、より安全・安心な情報運用にお役立ていただけます。PDF生成ソフト「SkyPDF Terminal Server 7」にPDFの閲覧・編集機能(SkyPDF Professional)をプラスした上位製品が「SkyPDF Terminal Server Pro 7」です。
 
PDFファイルを作成する仮想プリンタードライバー
本製品はPDFファイルを作成するための仮想プリンタードライバーです。
企業や金融機関、官公庁・自治体、個人のユーザー様へ多数の導入実績を誇る、スカイコム「SkyPDF」シリーズのドライバー機能を独自のシステムやアプリケーションに組み込むことが可能です。
GDI(Graphics Device Interface)からの印刷命令に基づき、様々なアプリケーションで作成したドキュメントを、印刷と同様の手順でPDFファイルに変換できます。
 
【SIer向け開発キット】大量ドキュメントの高速自動PDF生成エンジン&SDKのセット版
マルチスレッド型のPDF生成エンジンと各種付加機能、さらに「SkyPDF Driver SDK」、「SkyPDF Writer SDK」がセットになったSIer向け開発キット。高速マルチタスク処理を施した「SkyPDF Server MT 7」は、帳票システムなどのアプリケーションと連動したPDF生成を目的に、PDF生成エンジンをより詳細にコントロールしたい開発者向け製品です。
 
  • 本文中に記載されている会社名、ブランド名および商品名は、すべて各所有者の商標または登録商標です。
本ニュースリリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

株式会社スカイコムについて

選ばれるPDFメーカー、 スカイコム。
『安全・安心な電子文書化社会の実現に貢献』をスローガンに掲げ、電子文書の世界標準フォーマットである「PDF」をコアに据えたPDFソフトウェアプロダクト(ペーパーレス、業務改革推進のための製品・ソリューション)を提供しています。
PDF技術を自社内で開発する専門性と技術力で強みを発揮し、日本国内のみならず海外においても高い評価を得ています。
国際的なPDF関連ベンダーの業界団体であるPDFアソシエーションメンバーとして、これまで数多くの一般企業、金融機関、官公庁・自治体が利用するシステムやアプリケーションに当社のPDFテクノロジーを提供し、豊富な実績を築いています。
報道関係者お問い合わせ先
株式会社スカイコム 営業本部 広報部 東、亀川
TEL:03-5289-0780 Email:pr@skycom.jp
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