SkyPDF Terminal Server Pro 7

SkyPDF Terminal Server Pro 7
仮想アプリケーション、仮想デスクトップ環境に対応したPDF生成・閲覧・編集ソフトウェア
Citrix Virtual Appsサーバーへの負荷を最小限に抑えながらPDF生成が⾼速に⾏えるようチューンナップを施した製品です。マルチタスク処理により、シンクライアント環境/仮想化環境において、他社PDF製品に比べ⾼速にPDFの生成が⾏えるため、時間短縮により業務効率化を実現するとともに、クライアント管理のコスト削減、より安全・安⼼な情報運⽤にお役⽴ていただけます。PDF生成ソフト「SkyPDF Terminal Server 7」にPDFの閲覧・編集機能(SkyPDF Professional)をプラスした上位製品が「SkyPDF Terminal Server Pro 7」です。
  • サーバー製品
  • Windows Server 2022 対応
  • Microsoft Office 2021 対応

製品特長

用途が広がる新しい機能を追加しました

高速・高圧縮・高セキュアなPDF作成

高速性と高圧性、動作の安定性に加え、改ざん防止や暗号化機能による安全性に優れ、企業や官公庁の厳しい選定基準をクリア

PDF2.0対応ーISO32000-2への準拠

PDF2.0形式のPDF閲覧・作成・編集に対応
PDFがISOに準拠していないとどうなるの?

PDF/Aの最新規格「PDF/A-4」に対応

PDFファイルの長期保存を目的としたISO規格であるPDF/Aの最新規格「PDF/A-4」に対応

主な機能

GPKI(政府認証基盤)/ LGPKI(地方公共団体組織認証基盤)対応


GPKI官職証明書とLGPKI職責証明書による署名と検証に対応しています。

動画や音声ファイルの再生

PDFファイル上の動画や音声は、SkyPDF Terminal Server Pro Ver.7.0.7以降で再生できます。

※ 動画や音声ファイルの追加には、クライアント製品「SkyPDF Professional 7」とオプション製品「SkyPDF SmartWorker 7」が必要です。

PDF印鑑を使った捺印

パソコンやタブレット端末にPDF印鑑(電子印鑑)ファイルを登録し、捺印したいPDFファイルを開いて電子的に捺印します。

※ PDF印鑑ファイルの作成には、クライアント製品「SkyPDF Professional 7」とオプション製品「SkyPDF 印鑑作成 7」が必要です。

サムネイルイメージの
埋め込み

サムネイルイメージの自動生成や、既存のイメージファイルから埋め込みファイルの追加と同時にサムネイルイメージを埋め込むことができます。

カラー・⽩黒(グレースケール)PDF出力

PDFファイル作成時にカラーもしくは、白黒(グレースケール)を選択することができます。

印刷プレビュー機能

PDFファイルを紙印刷前にプレビュー画面を表示することで、印刷内容の確認ができます。

注釈、フォーム印刷指定機能

文書/注釈/フォームのうち、どれを印刷対象とするか設定できます。[詳細設定]で詳細に注釈/フォームの印刷対象を選択できます。

PDFファイルの
バージョン指定保存

表示中のPDFバージョンより大きいバージョン(PDF1.4~1.7、2.0)に変更することができます。ファイルに埋め込まれたサムネイルイメージは、ナビゲータ上でツリー表示、サムネイル表示の切り替えもできます。

PDFの世代表示

現在開いているPDFの世代を遡り、表示の変遷や差分を確認することができます。

定型スタンプ・印鑑・
イメージ(画像)注釈

定型スタンプ・印鑑・イメージ(画像)をスタンプ注釈として付けることができます。

ページ番号付与

PDFにページ番号を付与できます。接頭辞または接尾辞を付けて、カスタマイズすることも可能です。新たにページ番号の一覧表示・編集※に対応しました。
※ 一覧表示・編集が可能なページ番号は、SkyPDF Terminal Server Pro Ver.7.0.5以降で追加されたページ番号です。

第四次LGPKIの証明書による署名および検証に対応

GPKI官職証明書とLGPKI職責証明書による署名と検証ができます。第四次LGPKIの証明書による署名および検証に対応しています。

テキスト直接編集

PDF内のテキストを直接編集することができます。PDF文書の誤記訂正など⼀部簡易修正ツールとして便利です。

墨消し

墨消しは、特定の文字や文字列をPDF内から完全に削除します。墨消し箇所は指定した色で塗りつぶされます。

PDFチェッカー

PDFがISO32000-1の規格に準拠しているかどうか、チェックできます。PDFがオープンできない場合など、エラーの原因を確認することができます。

その他機能

  • 生成するPDFのさらなる軽量化を実現
  • PDF内イメージ抽出機能
  • 長期保存を目的とするPDF/Aに対応
  • マルチウインドウ表示機能
  • 通常の印刷操作と同じ手順でPDFを生成可能
  • PDF文書情報の設定
  • SkyPDF Professional 7」と同等のPDF閲覧・編集・加工機能 

SkyPDF® Pro Driver/SkyPDF® V4 Driver

SkyPDF Pro Driver/V4 Driverは、PDFの技術仕様ISO32000-2に準拠したPDFを作成するための仮想プリンタードライバーです。
※ SkyPDF V4 Driverは、インストール時に「プリンターの設定」からインストールすることができます。

ドライバー新機能

ビューワプレファレンス
PDFをビューアーで表示する時や印刷する時の初期設定をPDFに埋め込みます。
※ Pro Driverは表示する時のみ

準拠するPDF規格
PDFの長期保存を目的としたISO規格「PDF/A」に変換できます。

セキュリティーの強化
より強力な暗号化レベル256bitAESに対応し、セキュリティーの種類をパスワード・PKI(電子証明書を使ってPDFを暗号化)から選択できます。
※PKIはV4 Driverのみ

PDFバージョン
PDF1.3~1.7、2.0を指定し、出力できます。準拠する規格ごとに設定できるPDFバージョンや機能に差があります。
※ PDF1.3はV4 Driverのみ

導入のメリット

Citrix Virtual Apps 対応によって可能になる管理業務の軽減

インストールやバージョンアップにかかる業務負担を大幅に軽減し、セキュアなPDF作成環境を容易に構築します。また、ユーザーの環境を選ぶことなくPDFを作成・閲覧できるなど、Citrixソリューションの特長を最大限に活用することが可能です。
Citrix Virtual Apps上で作成されたPDFファイルは、原則としてアプリケーションサーバー内に蓄積され、作成したPDFファイルをユーザーへ自動的にダウンロードさせることも可能です。また、印刷ダイアログからSkyPDF Pro Driverを選択して印刷を実行するという流れで簡単にPDFを作成することができます。

「SkyPDF® Terminal Server Pro 7」

SkyPDF Terminal Server 7 / SkyPDF Terminal Server Pro 7

幅広いジャンルのビジネスシーンで高評価

リモート環境のアプリケーションをマルチユーザーで使用することのできる仮想化ソフト「SkyPDF Terminal Server」シリーズは、自治体、製造、通信、サービス、医療業界などに採用され、その威力を発揮しています。

動作環境

CPU 1GHz 以上 
※ 利用する OS の推奨以上
メモリ 2GB 以上 
※ 利用する OS の推奨以上
ディスク空き容量 200MB 以上
※ PDF 変換時は元ドキュメントファイルサイズの3倍以上の空きが必要
OS Microsoft Windows Server 2012
Microsoft Windows Server 2012 R2
Microsoft Windows Server 2016 Desktop Experience
Microsoft Windows Server 2019 Desktop Experience
Microsoft Windows Server 2022 Desktop Experience
※ Server 2012 R2 は更新プログラム KB2919442、KB2919355、KB2999226 の適用が必須
※ SkyPDF V4 Driver は、Server2016以降 のみ
仮想化環境 Citrix XenApp 7.x 
Citrix Virtual Apps 7 
Remote Desktop Services(旧称:Terminal Services)
OS の言語 日本語 / 英語 / 中国語(繁体字)/ 中国語(簡体字) 
※ Server2019 / 2022 では、上記言語のうち、OS と異なる言語で本製品を使用する場合、表示したい言語の言語パックをインストールする必要がある
※ SkyPDF V4 Driver は、中国語 OS でも動作するが表示言語は日本語・英語のみ
PDF 閲覧ブラウザー Microsoft Internet Explorer 11
Microsoft Edge(Internet Explorer モード)
※利用するOSの推奨に基づく
FAQ:Microsoft EdgeでPDFファイルを閲覧したい  https://faq.skycom.jp/faq/show/1336
.NET Framework 4.5.2 と互換性のあるバージョン
※ 無い場合は、オンライン環境に限りインストール時に自動追加される
※ Terminal Server の場合は、Office アドイン機能使用時に必要
  Terminal Server Pro の場合は Office アドイン機能の使用・不使用を問わず必須

関連製品

価格

製品価格 お問い合わせください。
単価単位 10CCU
販売数量 1サーバー以上
本製品は「製品保守・サポートサービス契約」が必須となります
製品保守・サポートサービス料金:標準価格(ライセンス本体標準価格総額)の15%/年(電話およびメールによるお問い合わせ対応、マイナーバージョンアップ対応が含まれています)。

PDFがISOに準拠していないとどうなるの?

PDFの仕様は現在、ISO(国際標準化機構)で管理されており、環境(デバイスやアプリケーション)に依存せず、未来永劫に表示・印刷ができる電子文書規格として定義されています。
ISOに準拠していないPDFを利用すると環境によっては正しく表示できなかったり、PDFの再利用が困難な場合があり、電子文書の保存には不向きであると言えます。

PDF/Aとは?

PDF/AはPDFファイル(電子文書)の長期保存を目的とした国際標準規格(ISO19005)です。
PDF/Aの「A」は“Archive”を意味しており、PDF/A規格で変換・保存することで、長期保存でも環境に依存せず常に正しい表示になるよう、フォントの埋め込みや暗号化の禁止など、必須・制限・禁止する項目を定めています。なおPDF/Aには、複数の規格が存在します。
PDF 規格 ISO 規格 概要 特徴
PDF/A-1 ISO19000-1 PDF1.4をベースとして定義 暗号化禁止|メタデータ埋め込み|フォント埋め込み
外部コンテンツ参照禁止
PDF/A-2 ISO19000-2 ISO 32000-1をベースとして定義
基本的な制限事項はPDF/A-1と同じ
PDF/A-1に対し、ISO 32000-1で追加された機能等を許容
 JPEG2000|PDF/Aファイルの埋め込み|レイヤー
PDF/A-3 ISO19000-3 PDF/A-2を拡張し、ファイル埋め込みを許可 PDF/A-2に対し、あらゆるファイルを埋め込み可能に
※ドキュメントと埋め込みファイルの関係情報の設定が必要
PDF/A-4 ISO19000-4 ISO 32000-2をベースとして定義 PDF/A-2、A-3に対し、ISO 32000-2で追加された機能等を許容
 PAdES署名 など