いちよし証券株式会社 様

いちよし証券
電子サイン導入で営業活動の効率化を実現
「金融・証券界のブランド・ブティックハウス」を目指し、専門分野に特化した質の高い商品やサービスを提供する独立系中堅証券会社のいちよし証券は、スカイコムの電子サイン/デジタルインク開発キット『SkyPDF Tools SDK Ⅲ インクプラグイン』を自社開発の業務支援システムに採用実装し、各営業マンに配布・貸与するタブレット端末(Microsoft Surface 約600台)を使って、目論見書の受理確認書や各種の確認書などに、お客様から電子ペンで署名(サイン)をいただく電子サインの仕組みを導入している。

今回、いちよし証券株式会社 システム部長 児玉様に導入に至る背景、導入効果や今後の展望についてお話をうかがった。
SkyPDF Tools SDK Ⅲ

導入製品:
電子サイン/デジタルインク開発キット SkyPDF Tools SDK Ⅲ インクプラグイン

本開発キットは、国内外で豊富な導入実績を誇るスカイコムのPDFテクノロジーを組み入れて開発を行うことができるSDK(=Software Development Kit:ソフトウェア開発キット)に、手書き文字入力/電子サインが行えるデジタルインク機能が追加されたもの。本開発キットを利用することでシステムや、アプリケーションからのPDFドキュメントコントロールが実現でき、短期間・低コストでのシステム、アプリケーション開発が可能となります。

製品情報を見る

電子サインを導入するに至った背景をお聞かせください。

とにかく紙が多く、紙をなくしたいという思いから、紙ベースの業務プロセスを積極的にデジタル化して、ペーパーレスを推進していく上でのツールとして電子サインを導入するに至りました。

 

紙ベースの運用でのデメリットは。

記入漏れや記入ミスといった書類上の不備が後を絶ちません。
そういった不備があると、営業マンはそのためだけにお客様先へ再訪しなければなりません。また紙の場合は事務処理も大変で、帰社後に内容のチェック、本社への物流、受入台帳の作成、データ入力(打鍵)やスキャニングまたはファイリングなどをしなければならず、これらのための時間と労力、保管のためのスペースといった経費が無駄に発生していました。紛失や誤廃棄のリスクもあります。
いちよし証券株式会社
システム部長 児玉様

それが電子サインを導入したことでどのように変わりましたか。

タブレットからの入力時にシステムでチェックすることで記入漏れや記入ミスが激減しました。また、タブレットに入力した内容(情報)がそのままシステムに反映されるので、本社への物流、受入台帳の作成、データ入力(打鍵)やスキャニング、ファイリングなどの必要がなく、処理時間も大幅に短縮できました。

現場やお客様の反応はいかがでしたでしょうか。

営業部門からは用紙を常に持ち歩くことや、用紙間違い、記入漏れがなくなったこと、事務部門からは手続きに時間と労力を費やす必要がなくなったことで、業務が楽になったと好評を得ています。当社のお客様にはお年を召された方も多いのですが、タブレットに電子ペンで署名する行為に関して特に拒絶反応はありません。

効率化という観点では導入前と比較していかがでしょうか。

業務内容により様々ですが、紙での運用に係る時間や手間・労力、物流や保管スペース等が100だとすると、電子サインの仕組みを導入したことにより事務がシームレスになり、30~50ぐらいにはなっていると思います。体感的にも効率化に貢献していると実感しています。

今後の展開・展望についてお聞かせください。

制度上の問題や本人認証・本人確認、不正防止策等諸々の課題を解決していきながら、業務フローを改善して完全なペーパーレス/印鑑レスでの運用を目指したいと思っています。
[2018年12月取材]
Microsoft、Surfaceは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。

お客様情報

いちよし証券株式会社
「お客様に信頼され、選ばれる企業であり続ける」を経営理念に掲げ、独自の「個人のお客様向け商品についての原理原則(いちよし基準)」に則った商品を提供するいちよし証券は、ブランド・ブティックハウス型の証券会社を目指しております。

https://www.ichiyoshi.co.jp/
本社所在地: 東京都中央区八丁堀二丁目14番1号
創立: 1950年8月18日
従業員数: 1,009名(単体)(2018年9月末)
営業拠点数: 49ヵ店(2018年11月1日現在)