[署名・捺印]メニューの[署名]では、開いているPDFに署名を付与することができます。
「SKYCOM Standard Signature」を署名方法として付与する署名について説明します。
署名付与の前に、署名の準備が整っていることを確認します。
以下の点は特に注意してください。
アーカイブタイムスタンプを追加する | 署名を付与する処理の後、自動的にアーカイブタイムスタンプ付与の処理が行われる。 |
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不可視にする | 署名の印影をPDF上に表示しない。 |
設定を保存して、今後ダイアログを表示しない | 次回以降は「署名方法の選択」ダイアログは表示されず、現在の設定が自動的に適用される。 |
アーカイブタイムスタンプの追加を設定していない場合、この時点での保証の有効期間は「署名に使用した証明書の有効期間(1~5年程度)」までとなります。
電子文書の長期保存・長期保証が必要な場合は、アーカイブタイムスタンプを追加する必要があります。(参照:アーカイブ)
なお、長期保存・長期保証に必要な次のアクションとその期限は、[検証]-[署名検証]-[署名のプロパティ]-[PAdES]タブで確認できます。
「SKYCOM Standard Signature」を署名方法として、公的機関の電子申請に使用するPDFに対して付与する署名について説明します。
環境設定の確認
公的機関の申請システムは、タイムスタンプを含む署名やCAdESプロファイルの署名形式に対応していない場合があります。
公的機関の電子申請に使用するPDFに署名を付与する場合は、環境設定の[電子署名]タブを必ず以下のように設定してください。
マイナンバーカード(個人番号カード)に格納された電子証明書を使用して署名を追加する場合、事前に以下の準備が整っているか確認してください。
なお、マイナンバーカードを使った署名の付与は、日本語OS環境のみ動作確認済みです。
JPKI利用者クライアントソフト(バージョン3.3以降)のインストール
使用するマシンにJPKI利用者クライアントソフト(バージョン3.3以降)をインストールする必要があります。
公的個人認証サービスのホームページ からダウンロードできます。
ICカードやUSBトークンに格納された証明書を使用する場合
使用する電子証明書がマイナンバーカード以外のICカードや、USBトークンに格納されている場合、使用マシンの証明書ストアにインポートしてください。
インポート方法や必要となる設定内容は、証明書によって異なります。証明書を発行した各機関にお問い合わせください。
署名追加時に、証明書種別として[証明書ストア/ICカード]を選択することで、インポートされた証明書を使用できます。
証明書ファイルを使用する場合
使用する電子証明書をファイルとして取得している場合、任意のフォルダーに保存するか、使用マシンの証明書ストアにインポートしてください。
署名追加時に、証明書種別として[ファイル]または[証明書ストア/ICカード]を選択することで、証明書を使用できます。
不可視にする | 署名の印影をPDF上に表示しない。 |
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設定を保存して、今後ダイアログを表示しない | 次回以降は「署名方法の選択」ダイアログは表示されず、現在の設定が自動的に適用される。 |
証明書種別に[マイナンバーカード]を設定して操作した際、「利用者クライアントソフトまたはGPKI利用者ソフトがインストールされていません」というメッセージが表示された場合は、次のことを確認してください。