SkyPDF V4 Driver設定画面の[タイムスタンプ]メニューにある設定項目について説明します。

タイムスタンプ機能の注意事項
- タイムスタンプ機能は、[出力設定]の[Web表示用に最適化する]設定と同時に設定することはできません。
- タイムスタンプ機能は、PDF/AおよびPDF/Xと同時に設定することはできません。
- 印影が丸型・角型のタイムスタンプは、セキュリティー設定と同時に設定することはできません。
- 本ドライバーでPDFにタイムスタンプを付与するには、アマノセキュアジャパン株式会社の「アマノタイムスタンプサービス3161」が必要です。タイムスタンプサービスの利用申し込みやライセンスファイル・証明書ファイルについての詳細は、アマノセキュアジャパン株式会社にお問い合わせください。
- SHA256非対応の古いライセンスファイルは使用できません。ライセンスの更新については、アマノセキュアジャパン株式会社にお問い合わせください。
- [出力設定]の[カラー]設定を[グレースケール]に設定していても、タイムスタンプの印影はカラーになります。
- すかしを最前面に追加するよう設定していても、タイムスタンプの印影はすかしより前面に追加されます。
タイムスタンプ設定
[タイムスタンプを付ける]にチェックを付けることで、作成するPDFにタイムスタンプを付与することができます。
タイムスタンプサービス
ライセンスファイルのパス |
アマノセキュアジャパン株式会社「アマノタイムスタンプサービス3161」のライセンスファイル(*.atl)を指定する。 |
ライセンスファイルのパスワード |
ライセンスファイルのパスワード(0~20文字)を入力する。 |
印影設定
印影の形式 |
PDFに付与されるタイムスタンプの印影を選択する。 |
印影の透過 |
印影の背景を透明にして、文書上に印影を配置しても文書が読み取れるように設定できる。 |
印影を表示するページ番号 |
PDFの何ページ目に印影を追加するか指定する。 [ページを逆順に指定する。(最終ページが1となる)]にチェックを付けると、最終ページからのページ数を指定できる。 |
左上からの移動量 |
ページの左上を基点として、印影の追加位置を設定する。 |
日時形式の設定
タイムゾーン |
印影に表示するタイムスタンプ追加日時・時刻のタイムゾーンを指定する。
- UTCとの時間差を明示的に設定する
- PST(Pacific Standard Time / UTC-8H)
- PDT(Pacific Daylight Time / UTC-7H)
- MST(Mountain Standard Time / UTC-7H)
- MDT(Mountain Daylight Time / UTC-6H)
- CST(Central Standard Time / UTC-6H)
- CDT(Central Daylight Time / UTC-5H)
- EST(Eastern Standard Time / UTC-5H)
- EDT(Eastern Daylight Time / UTC-4H)
- UTC(Coordinated Universal Time / UTC±0H)
- GMT(Greenwich Mean Time / UTC±0H)
- WET(Western European Time / UTC±0H)
- BST(British Summer Time / UTC+1H)
- IST(Irish Summer Time / UTC+1H)
- WEST(Western European Summer Time / UTC+1H)
- CET(Central European Time / UTC+1H)
- MEZ(Mitteleuropaeische Zeit / UTC+1H)
- CEST(Central European Summer Time / UTC+2H)
- MESZ(Mitteleuropaeische Sommerzeit / UTC+2H)
- EET(Eastern European Time / UTC+2H)
- EEST(Eastern European Summer Time / UTC+3H)
- JST(Japan Standard Time / UTC+9H)
- KST(Korea Standard Time / UTC+9H)
|
日付形式 |
印影に表示するタイムスタンプ追加日時の日付形式を指定する。
- yyyy/mm/dd (2020/07/24)
- yyyy/mth/dd (2020/Jul/24)
- mth/dd/yyyy (Jul/24/2020)
- dd/mth/yyyy (24/Jul/2020)
- yyyy.mm.dd (2020.07.24)
- yyyy.mth.dd (2020.Jul.24)
- mth.dd.yyyy (Jul.24.2020)
- dd.mth.yyyy (24.Jul.2020)
- yyyy-mm-dd (2020-07-24)
- yyyy-mth-dd (2020-Jul-24)
- mth-dd-yyyy (Jul-24-2020)
- dd-mth-yyyy (24-Jul-2020)
- yyyy mth dd (2020 Jul 24)
- mth dd,yyyy (Jul 24,2020)
- dd mth yyyy (24 Jul 2020)
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時刻形式 |
印影に表示するタイムスタンプ追加日時の時刻形式を指定する。
- HH:MM (17:29)
- II:MM PP (05:29 PM)
- HH:MM:SS (17:29:59)
- II:MM:SS PP (05:29:59 PM)
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詳細設定
タイムスタンプ生成時の検証処理 |
PDFにタイムスタンプを付与する際、検証を行うかの設定を指定する。 検証を行う場合、証明書のインストールが必要となる。 検証を行い、検証結果の不正や検証処理のエラーを検知した場合、タイムスタンプを付与しない。
- 【検証内容】
- タイムスタンプに含まれるTSA証明書
- TSA証明書のルートCA証明書
- CRL
- CRLのルートCA証明書
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検証しない |
検証を行わずにタイムスタンプを付与する。 |
全ての検証を行う |
a、b、c、dの検証を行い、すべての検証結果が正常な場合のみタイムスタンプを付与する。 |
TSA証明書のみ使用して検証する |
aの検証を行い、検証結果が正常な場合のみタイムスタンプを付与する。 |
TSA証明書の失効確認以外を検証する |
a、bの検証を行い、検証結果が正常な場合のみタイムスタンプを付与する。 |
接続するタイムスタンプサーバー |
タイムスタンプサーバーのURLを指定する。 通常はデフォルト(http://tss3161.e-timing.ne.jp/astdtssvr/TSRequest)のまま使用可。 |
接続タイムアウト時間 |
タイムスタンプサーバーに接続する際のタイムアウト時間(単位:秒)を指定する。 |
システムのプロキシ設定を使用する |
チェックをオンにすると、タイムスタンプサーバーに接続する際、システムのプロキシ設定を使用して通信を行う。 |
PDF生成時、タイムスタンプ生成のエラーを無視する |
チェックをオンにすると、タイムスタンプ付与の処理中にエラーが発生しても、PDF変換処理を続行してタイムスタンプ無しのPDFを作成する。 |
アマノタイムスタンプの検証を行うには証明書のインストールが必要です。
以下の手順に従ってインストールしてください。
なお、[タイムスタンプ生成時の検証処理]の設定を[検証しない]に設定する場合は不要です。
- アマノセキュアジャパン株式会社の「アマノタイムスタンプサービス3161のリポジトリ及びその他公開情報
」のページから、セコムトラストシステムズ株式会社のダウンロードページにアクセスし、以下に示すルートCA証明書と中間CA証明書をダウンロードします。
- ダウンロードした証明書ファイルをそれぞれ実行します。
セキュリティの警告が表示された場合は[開く]を押して進みます。
- [証明書のインストール]を押します。
- 目的に応じて保存場所を選択し、[次へ]を押します。
- [証明書をすべて次のストアに配置する]を選択し、[参照]を押します。
- ルートCA証明書(SCRoot3ca.cer)の場合は[信頼されたルート証明機関]のストアを選択し、
中間CA証明書(ca3-der.cerまたはca3.cer)の場合は[中間証明機関]のストアを選択して、[OK]を押します。
- [次へ]を押します。
- [完了]を押すと、証明書がインストール(インポート)されます。
ダウンロードした証明書をすべてインポートして完了です。