[基本]メニュー


SkyPDF V4 Driver設定画面の[基本]メニューにある設定項目について説明します。

出力設定

PDF出力設定

PDFバージョン

出力するPDFのバージョンを変更できます。PDFのバージョンによって設定できる機能に差があります(下表参照)。また、出力したPDFは、そのPDFバージョンや設定した機能に対応したPDFビューアーで表示してください。

M:設定必須
O:設定可
-:設定不可
記載のない機能:影響無し
  設定項目 PDFバージョン
1.3 1.4 1.5 1.6 1.7 2.0
すかし すかしの種類[PDF] - - O O O O
透過率 0~99% - O O O O O
透過率 100% O O O O O O
画質 カラー/グレースケール画像圧縮方法[JPEG2000] - - O O O O
ファイルサイズ 構造情報の圧縮 - - O O O O
オブジェクトの圧縮 - - O O O O
セキュリティー設定 セキュリティーの種類[PKI] - - O O O O
暗号化レベル[128bit RC4] O O O O O -
暗号化レベル[128bit AES v2] - - - O O -
暗号化レベル[256bit AES] - - - - O O
スクリーンリーダーデバイスのテキストへのアクセスを許可する O O O O O M
規格 準拠する規格[PDF/A-1b] O O - - - -
準拠する規格[PDF/A-2b] O O O O O -
準拠する規格[PDF/A-3b] O O O O O -
準拠する規格[PDF/X-1a:2001] O - - - - -
準拠する規格[PDF/X-1a:2003] O O - - - -
ビューワプレファレンス 印刷時にスケーリングの設定を変更させない - - - - - O

PDFバージョン以外の各項目

カラー PDFのカラー設定。
フルカラー 元ドキュメントの色を変更せずにPDFに変換する。
グレースケール

元ドキュメントの色にかかわらず、グレースケールのPDFに変換する。

  • この設定はPDFのすかしには適用されません。グレースケールではないPDFをすかしとした場合、すかしのみ元の色で出力されます。(参照:PDF
PDFの出力先

PDFの出力先は、都度表示されるダイアログで指定するか、事前に指定したフォルダーに出力するかを設定できる。

印刷時に保存先を指定する PDF変換毎に、保存先とファイル名を指定して出力する。
  • メッセージダイアログ非表示でインストールした場合は設定できません。
デスクトップ デスクトップに出力する。
ファイル名は元ドキュメント名となる。
マイドキュメント マイドキュメントに出力する。
ファイル名は元ドキュメント名となる。
カスタム 任意のフォルダーに出力する。
ファイル名は元ドキュメント名となる。
  • [カスタム]を選択するとフォルダー選択欄が表示されます。フォルダーパスを直接入力するか、[…]を押してフォルダーを選択してください。
同名ファイルが存在した場合の処理 [PDF出力先]で出力先フォルダーを指定していた場合、出力先フォルダーに同名ファイルがあったときどのような処理を行うかを設定できる。
上書きを確認する

「◯◯◯.pdfは既に存在します。上書きしますか?」と確認メッセージを表示する。
[いいえ]を選択すると、PDFの出力先として[印刷時に保存先を指定する]設定時は保存先とファイル名を変更するダイアログが表示され、[デスクトップ][マイドキュメント][カスタム]設定時は、印刷をキャンセルする。

  • メッセージダイアログ非表示でインストールした場合は設定できません。
上書きする 警告メッセージ無しで、既存の同名ファイルに上書きする。
ファイル名に連番を付与する ファイル名の後に、連番を付けて別名保存する。
(例)「ABC.docx」を連続して3回PDF変換した場合
1回目:「ABC.pdf」、2回目:「ABC1.pdf」、3回目:「ABC2.pdf」
既存ファイルの末尾に追加する 既存の同名ファイルの最終ページ以降に続けて追加する。
  • 既存のファイルにパスワードによるセキュリティーが設定されている場合、同じパスワードで同等以上の暗号化レベルが設定されていないと、追加できません。また、セキュリティー設定は追加時の設定で上書きされます。
  • 既存のファイルにPKIによるセキュリティーが設定されている場合、追加できません。

出力オプション

ファイル名に付与する日付 出力するPDFのファイル名の末尾に、半角のアンダーバーを挟んで出力日時を付与できる。
  • なし
  • yyyymmdd(年月日)
  • yyyymmddhhmmss(年月日時分秒)
  • yyyymmddhhmmssfff(年月日時分秒ミリ秒)
PDF出力後に開く PDF出力完了後、自動的にPDFビューアーで開く。
  • メッセージダイアログ非表示でインストールした場合は設定できません。
Web表示用に最適化する Web上で表示するのに最適な構成でPDFを作成する。
  • ページ単位でダウンロードできるため表示時間の短縮に有効です。
  • セキュリティーと同時に設定することはできません。
URLを自動的にPDFリンクへ変換する 元ドキュメント内にある「http://」「https://」「ftp://」「mailto:」で始まる文字列と「xxx@xxx.xxx」形式で記載される文字列は、PDF化の際にハイパーリンクに変換する。
  • PDF/Xと同時に設定することはできません。
空白ページを除去する 元ドキュメント内に含まれている空白ページを自動的に削除してPDFを作成する。
  • PowerPointファイルの場合は適用されません。
  • Wordファイルの場合、改行や改ページで作成した白紙ページは削除されません。