クライアントリモート署名


目次

契約書作成者によって電子署名を依頼された場合、契約に合意する際、電子署名の付与が必要となります。

合意の際、「SkySignクライアント署名」と「RemoteSignatureClientApp」のインストールを求められる場合や、「署名付与」ダイアログに「証明書一覧」が表示される場合は「クライアントリモート署名」の付与が可能です。

クライアントリモート署名機能は、Windows OSのGoogle ChromeまたはMicrosoft Edgeでのみ利用できます。

クライアントリモート署名とは

サーバーにアップロードされたPDFファイルに対し、クライアントPC(Webブラウザーを通して本サービスを操作しているPC)にインストールされている証明書を使用して電子署名を付与する機能を、本製品および本ヘルプでは「クライアントリモート署名」と表記します。

必要な準備

「SkySignクライアント署名」と「RemoteSignatureClientApp」のインストールを求められる場合、クライアントリモート署名に必要な準備が不足しています。

事前に以下のコンテンツを追加およびインストールしてください。

Windows以外のOSや、Google Chrome、Microsoft Edge以外のブラウザーでは、上記の拡張機能と署名アプリを利用できません。

SkySignクライアント署名(拡張機能)の追加

契約書類の「合意手続」画面で、画面下部に拡張機能の追加を促すメッセージが表示された場合は、本サービスの拡張機能がブラウザーに追加されていません。

chrome ウェブストアの「SkySignクライアント署名」ページを開き、拡張機能を追加してください。

なお、使用するブラウザーがMicrosoft Edgeの場合は、「他のストアからの拡張機能を許可する」を[許可]してください。

RemoteSignatureClientApp(署名アプリ)のインストール

契約書類の「合意手続」画面で、画面下部に署名アプリのインストールを促すメッセージが表示された場合は、RemoteSignatureClientAppがインストールされていません。

  1. 契約書類の「合意手続」画面で、画面下部に表示されるメッセージのリンクから、RemoteSignatureClientAppの「setup.exe」をダウンロードします。
  2. 任意の場所に保存した「setup.exe」を実行します。
  3. InstallWizardの表示に従ってインストールを行います。

電子証明書のインポート

クライアントリモート署名を付与するには、電子署名に利用できる電子証明書を証明書ストアにインポート(インストール)しておく必要があります。

以下のうちいずれかの電子証明書を取得し、事前にインポートしてください。

  • GPKIから発行された官職証明書(文書等署名用官職証明書を除く)
  • LGPKIから発行された職責証明書
  • 商業登記認証局から発行された商業登記電子証明書
  • セコムパスポート for G-IDから発行された電子証明書(行政書士、司法書士、社会保険労務士、土地家屋調査士など)
  • その他、信頼されたルート認証局から発行された電子証明書

なお、USBトークンやICカードに格納された電子証明書の場合、PC接続時に自動でストアにインポートされる場合があります。

付与

付与手順

  1. 必要な準備が整っていることを確認します。
  2. 送付された書類を確認し、合意手続を進めます。
  3. 契約書作成者によって署名者に設定されている場合は、「署名付与」ダイアログにPCにインポートされている「証明書一覧」が表示されます。
    証明書を選択して[OK]をクリック(タップ)すると、契約合意時に電子署名が付与されます。

付与に失敗する場合

証明書を正常に選択できない場合やエラーが表示される場合は、以下のような可能性が考えられます。

証明書が一覧に表示されない
  • 証明書ストアに電子署名に利用可能な証明書がインポートされていない。
  • 証明書の有効期限が切れている。
[OK]を押せない
  • 証明書ストアに電子署名に利用可能な証明書がインポートされていない。
  • 証明書を選択していない。
[OK]を押した後エラーになる
  • 選択した証明書が失効している。
  • USBトークンやICカードが接続されていない。
  • USBトークンやICカードがロックされている。
  • 誤ったパスワードやPINコードを入力した。
  • ネットワークエラー