[圧縮オプション]タブ


SkyPDF Pro Driver印刷設定の[圧縮オプション]タブでは、PDFに埋め込む画像の圧縮について設定することができます。

一般

テキストとラインアート(線画)の圧縮、PDFのテキスト出力に関する設定です。

テキストとラインアートの圧縮 元ドキュメント内のテキストと線画(ドローデータ)をZip形式で圧縮する。
ASCIIフォーマット

PDFファイルを7ビットのASCIIテキスト形式で出力。

ASCII出力したPDFファイルはテキストエディターで表示して編集することができる。

ダウンサンプリング

ビットマップ画像のダウンサンプリングを行う場合の補間方法と解像度の設定です。

ダウンサンプリングの補間方法と解像度を指定すると、指定した解像度よりも高い解像度の画像は、指定した補間方法で指定した解像度までピクセル数が削減されます。

解像度には、1インチあたりのピクセル数を入力します。

PDF/Xと同時に設定することはできません。

バイリニア 印刷品質より印刷速度を優先した補間方法。
データ量が小さくなり処理速度が速くなる。
単純な画像・図形に向いている。
バイキュービック 印刷速度・品質でバランスの取れた補間方法。
バイリニアに比べてデータ量が大きくなり処理速度が遅くなるが、より滑らかなグラーデーションの画像が得られる。
複雑な画像・写真に向いている。
スーパーサンプリング 画像内に描かれた物体の輪郭が斜線や曲線の場合に発生する縁のギザギザを軽減する。

カラー/グレースケール画像

カラー画像とグレースケール画像の圧縮方法に関する設定です。

JPEG2000 (対応するPDFバージョン:1.5以降)
JPEGを発展させたもので、JPEGに比べノイズの発生が少ない。
処理速度は遅くなるが、高圧縮が可能。
圧縮率は、「画質-最低」がもっとも高く、「画質-最高」がもっとも低くなる。
圧縮には画質の劣化が伴う。
JPEG 写真などの連続階調の画像、高解像度でファイルサイズの大きな画像などに適した圧縮方法。
圧縮率は、「画質-最低」がもっとも高く、「画質-最高」がもっとも低くなる。
圧縮には画質の劣化を伴う。
Run Length 白または黒の部分が広い範囲でまとまっている白黒画像に適している。
Zip イラストやスクリーンショットなど、均一濃度の部分が多く、階調が連続しない比較的小さい画像に適している。
画像の劣化は無いが、圧縮率が低いためファイルサイズが大きくなる。
圧縮方法自動判定(JPEG/Zip) 圧縮方法でJPEG2000またはJPEGを選ぶと設定可能。
自動判定を行うため、処理が遅くなる。
選択した圧縮方法よりZip形式の方がサイズ効率が良い場合、自動でZip形式が適用される。

白黒画像

白と黒のみで構成されている白黒画像の圧縮方法に関する設定です。

白黒画像とは、白と黒のみで構成されている画像を指します。グレーは含まれません。

CCITTグループ3
CCITTグループ4
ファックスの送信時に使われる形式。
ペイントソフトの白黒画像などに適している。
圧縮によるデータの損失もなく、ほとんどの圧縮画像に適している。
グループ3よりグループ4の方が圧縮効果が高い。
Zip 白または黒の部分が細かく分かれている白黒画像に適している。
Run Length 白または黒の部分が広い範囲でまとまっている白黒画像に適している。
JBIG2 他の圧縮形式よりも高圧縮率で圧縮するが、処理が遅くなる。