環境設定の[インク入力]タブ


[ファイル]-[各種設定]-[環境設定]を選択して、環境設定を開きます。

インク入力に関する設定は、[インク]タブで変更できます。

Wacomタブレットを使用

Professional

株式会社ワコム製のサインタブレットを使用すると、[インク入力]機能から手書きのサインをPDFに追加することができます。

入力するインクの線の幅、色、画質、背景の透過などを設定できます。

直接描画

TouchInk

SkyPDF Touch Ink for win(SkyPDF Professionalをベースにインク入力機能を追加したオプション製品)の場合、[直接描画]を選択できます。

ページ入力時のペン設定

インク入力に使用するペン設定(インクの幅・色・透過率、挿入方法、出力形式、付加情報、フォント、電子署名の有無の設定)を、あらかじめプリセットしておくことができます。

プリセットリストに追加されたペン設定は、インク入力時に表示されるダイアログの[設定]-[インク設定]から切り替えることができます。

追加 ペンのプリセット一覧に新たな設定を追加する。
編集 ペンのプリセット一覧のうち選択されている設定を編集する。
複製 ペンのプリセット一覧のうち選択されている設定を複製する。
削除 選択されている設定をペンのプリセット一覧から削除する。
初期選択するペンに設定 ペンのプリセット一覧のうち選択されている設定を、インク入力開始時に初期選択するペンに設定する。
ペン切り替えでペンの挿入設定が異なる場合にインク入力を確定する インク入力中に[ペン選択]から挿入方法の設定が異なるペンに切り替えたとき、描画内容を確定するかどうかを選ぶチェックボックス。
これがオフの場合、途中でペンを切り替えても描画内容は確定されないが、[確定]ボタンを押下したとき、その時点で選択されているペンの設定が描画内容全体に反映される。
ペン設定

[追加]または[編集]を押すと表示されるペン設定画面で、プリセットするペンを設定します。

ペンの名称 ペン設定の名称(10文字以内)。
ペンのインク設定 インクの見た目の設定。
インクの幅。
コンボボックスから一つを選択するか半角数字(0.1~100.0)を直接入力することで設定する。
  • インク幅の数値は常に、ページ拡大率100%時の幅を基準としています。つまり、ページ拡大率100%時にインク幅1で描いた線と、ページ拡大率200%時にインク幅1で描いた線は、同じ幅となります。
インクの色。
出力形式が[テキスト]の場合、挿入されるテキストの色もここで設定した色となる。
透過率 0~99(単位:%)
  • 挿入方法[コンテンツ]かつ出力形式[パス]選択時のみ設定できます。
  • 透過率が高ければ高いほど、より透明に近くなります。
挿入方法の設定 インク入力による描画内容を、どのようにPDFに挿入するのかの設定。
コンテンツ コンテンツとして挿入すると、描画内容がPDFに埋め込まれるため、挿入後にサイズ・位置の変更や削除はできない。
出力形式が[イメージ]であれば、挿入時に電子署名を付与することができる。
注釈 注釈として挿入すると、挿入後のサイズ・位置の変更や削除ができる。
出力形式として[テキスト]は選択できない。
出力形式 インク入力による描画内容を、どのような形式で挿入するのかの設定。
イメージ 描画内容をイメージとして挿入する。
パス

描画内容をパスとして挿入する。

  • [イメージ]との違い
  • 挿入後にサイズを変更しても画質が劣化しない。
  • 挿入時に電子署名を付与することはできない。
  • 筆圧は検知しない。
テキスト 描画した内容を文字認識しテキストのコンテンツとして挿入する。
文字認識 描画内容の文字認識を行い、文字認識結果エリアの文字を付帯情報として埋め込む。
自動変換 描画から一定時間が経過すると自動的に挿入する。
付加情報 PDFに描画内容を埋め込む際、同時に付加する情報を選択できる。
  • 埋め込まれた付加情報を活用するための機能は現在利用できません。
ストローク 描画内容のストローク情報を付加する。
経過時間 1ストローク描画するのにかかった時間を付加する。
GPS情報 埋め込み実行時のGPS情報を付加する。
  • 本設定は、本製品をGPSセンサーが搭載されたGPS情報を取得可能なデバイスで使用しているときのみ表示されます。
  • GPS情報が取得できなかった場合、「GPS情報の取得に失敗しました」というダイアログが表示されます。[再試行]すると再度GPSを取得しようとし、[キャンセル]するとGPS情報を付加せずに描画内容を埋め込みます。
フォント設定 出力形式が[テキスト]の場合に必要なフォントの種類の設定。
フォント インク入力内容の文字認識の結果、挿入されるテキストのフォントを設定する。
  • 認識エンジンに[日本語]を使用する場合はShift JISに対応したフォントを、[英語]を使用する場合はANSIとShift JISに対応したフォントを設定してください。使用する認識エンジンに合わないフォントは文字化けする可能性があります。
フォント埋め込み テキストを挿入する際、同時にフォント情報も埋め込む。
電子署名 インク入力内容の挿入と同時に、PDFに電子署名を付与するかの設定。
電子署名なし 電子署名を付与しない。
電子署名あり 電子署名を付与する。
挿入方法が[コンテンツ]かつ出力形式が[イメージ]の場合に、[電子署名あり]を選択できる。
署名設定 [電子署名あり]を選択すると[署名設定]から使用する証明書や署名者情報などを設定できる。
ここで設定しない場合、インク入力の確定時にその都度設定する。
  • 署名設定画面で設定した内容は、ペン設定画面の「設定の保存」チェックボックスのオン・オフにかかわらずレジストリに保存され、アプリケーション終了後も有効となります。
設定の保存 インク入力時に[設定]-[インク設定]からペン設定画面を起動すると表示される設定項目。
本設定がオンの場合、アプリケーション終了後も設定内容は保持される。
本設定がオフの場合、設定の変更はインク入力モードの終了と同時にクリアされる。
リセット 設定の変更を破棄し、ペン設定画面を起動したときの状態に戻す。
署名設定

署名設定画面は、インクの埋め込みと同時に付与する電子署名の証明書や署名者情報などの設定を行う画面です。

なお、署名設定画面で設定した内容は、前設定画面の[設定の保存]チェックボックスの オン・オフを問わずレジストリに保存され、アプリケーション終了後も有効となります。

主な設定内容は通常の署名(PAdES署名を含む)と同様です。(参照:環境設定の[電子署名」タブ

フォーム入力時のペン設定

[テキストボックスの入力にインクを使用する]にチェックを入れると、テキストボックスへのテキスト入力に、インク入力機能を使用できるようになります。

インク幅 テキストボックスの入力の際に使用するインクの線幅。
コンボボックスから一つを選択するか半角数字(0.1~100.0)を直接入力することで設定する。
  • インク幅の数値は常に、ページ拡大率100%時の幅を基準としています。つまり、ページ拡大率100%時にインク幅1で描いた線と、ページ拡大率200%時にインク幅1で描いた線は、同じ幅となります。
背景色の種別 インク入力中のテキストボックスの背景色。
  • 本製品における表示上の背景色であり、PDFには保存されません。
白色 テキストボックスに設定された背景色にかかわらず、入力中は白で表示する。
透明色 テキストボックスに設定された背景色にかかわらず、入力中は透明で表示する。
テキストボックスの背景色 テキストボックスに設定された背景色のまま表示する。
ユーザ指定色 テキストボックスに設定された背景色にかかわらず、入力中は指定した色で表示する。
出力形式 インク入力による描画内容を、どのような形式でPDFに挿入するのかの設定。
イメージ イメージ(画像)として挿入する。
パス

パスとして挿入する。

  • [イメージ]との違い
  • 挿入後にサイズを変更しても画質が劣化しない。
  • 筆圧は検知しない。
テキスト 描画した内容を文字認識しテキストのコンテンツとして挿入する。
付加情報 PDFに描画内容を埋め込む際、同時に付加する情報を選択できる。
経過時間 1ストローク描画するのにかかった時間を付加する。
GPS情報

埋め込み実行時のGPS情報を付加する。

  • 本設定は、本製品をGPSセンサーが搭載されたGPS情報を取得可能なデバイスで使用しているときのみ表示されます。
  • GPS情報が取得できなかった場合、「GPS情報の取得に失敗しました」というダイアログが表示されます。[再試行]すると再度GPSを取得しようとし、[キャンセル]するとGPS情報を付加せずに描画内容を埋め込みます。

 

共通設定

[共通設定]は、[ページ入力時のペン設定]と[フォーム入力時のペン設定]両方で共通する設定です。

イメージ挿入時の画質 普通・高画質・最高画質の3つの中から、出力形式がイメージの場合の画質を設定することができる。
対象ペンデバイス インク入力に使用する入力デバイスの選択。
  • 本設定は、インク入力が可能なデバイスが複数認識されているときのみ表示されます。
  • インク入力操作ができないときは、本設定の選択を変更してください。
文字認識設定 文字認識に関する設定。
認識時間 認識時間(単位:ミリ秒)。
コンボボックスから一つを選択するか半角数字(1~5000の整数)を直接入力することで設定する。
  • 認識時間とは:
    インク入力操作の終了時点(マウス操作であれば左ボタンを離した時。タッチ操作やペン入力操作であれば入力に使用していた手やペンを画面から離した時)から文字認識や自動変換を行うまでの時間のことです。インク入力操作を再開しないままここで設定した時間が経過すると、設定に応じて文字認識や自動変換が行われます。
認識結果表示サイズ

インク入力ダイアログの文字認識結果表示エリアに表示されるテキストのフォントサイズ。

コンボボックスから一つを選択するか半角数字(1~50の整数)を直接入力することで設定する。

  • ここで設定するのはあくまで文字認識結果表示エリアのフォントサイズであって、実際にPDFに埋め込まれるテキストのフォントサイズではありません。
認識エンジン

文字認識に使用する言語エンジンを選ぶ。

認識エンジンが[英語]の場合はアルファベットか記号として文字認識され、[日本語]の場合はひらがな・カタカナ・漢字・アルファベット・記号として文字認識される。

  • 日本語OSで英語エンジンを使用するには英語言語パックのインストールが必要です。