[タイムスタンプ]タブ


SkyPDF Pro Driver印刷設定の[タイムスタンプ]タブでは、[タイムスタンプを付ける]のチェックをオンにすると、出力するPDFにタイムスタンプを付与できます。

タイムスタンプとは、電子文書に対して付与する、日時に関する証明のための技術のことです。
日付と時刻が記録されたタイムスタンプを付与することで、その時刻以前にその電子文書が存在していたこと(存在証明)と、付与以降は当該文書が改ざんされていないこと(非改ざん証明)を証明できます。

タイムスタンプ機能の注意事項

設定項目

ライセンス ライセンスファイルとそのパスワードの設定。
ファイル アマノセキュアジャパン株式会社から配布される、「アマノタイムスタンプサービス3161」のライセンスファイル(*.atl)のパス。
パスワード

ライセンスファイルのパスワード(0~20文字)。

-確認 タイムスタンプサーバーに接続し、指定したファイルとパスワードが使用できるか確認できる。
サーバー タイムスタンプサーバーのURLと接続タイムアウト時間。
サーバー名 タイムスタンプサーバーのURL。
通常はデフォルト(http://tss3161.e-timing.ne.jp/astdtssvr/TSRequest)のまま使用可。
タイムアウト タイムスタンプサーバーに接続する際のタイムアウト時間(単位:秒)。
  • 0指定時は既定値の5秒となります。
プロキシ [システムのプロキシ設定を使用する]のチェックをONにすると、タイムスタンプサーバーに接続する際、システムのプロキシ設定を使用して通信を行う。
システムログ設定 [記録する]のチェックをオンにすると、システムログを出力するフォルダーを指定することができる。
エラー時 [PDF生成時、タイムスタンプのエラーを無視する]のチェックをオンにすると、タイムスタンプ付与に失敗した場合にタイムスタンプ無しのPDFを生成する。
オフにすると、タイムスタンプ付与に失敗するとPDFは生成しない。

詳細設定

タイムスタンプの印影・検証・日時形式に関する設定を変更できます。

印影の形式 PDFに付与されるタイムスタンプの印影を選択する。
  • 不可視
  • 丸型
  • 角型
印影の背景色を透過させる

チェックをONにすると、印影の背景を透明にして、文書上に印影を配置しても文書が読み取れるようになる。

  • チェックがオフのとき
  • チェックがオンのとき
印影を半透明にする チェックをONにすると印影を半透明にすることができる。
可視印影の詳細設定 印影の追加位置やリンクの有無に関する設定。
ページ 印影を追加するページ番号と、ページ左上を基点とした移動量(単位:mm)で位置を指定する。
ページを逆順に指定する チェックをONにすると、[ページ]で指定したページ番号を、最終ページからのページ数としてカウントする。
タイムスタンプ生成時の検証処理 PDFにタイムスタンプを付与する際、検証を行うかの設定。
検証を行う場合、証明書のインストールが必要となる。
検証を行い、検証結果の不正や検証処理のエラーを検知した場合、タイムスタンプを付与しない。
  1. 【検証内容】
  2. タイムスタンプに含まれるTSA証明書
  3. TSA証明書のルートCA証明書
  4. CRL
  5. CRLのルートCA証明書
検証する 【検証内容】1~4の検証を行い、すべての検証結果が正常な場合のみタイムスタンプを付与する。
TSA証明書の失効確認以外を検証する 【検証内容】1、2の検証を行い、検証結果が正常な場合のみタイムスタンプを付与する。
TSA証明書のみ使用して検証する 【検証内容】1の検証を行い、検証結果が正常な場合のみタイムスタンプを付与する。
検証しない 検証を行わずにタイムスタンプを付与する。
日時形式の設定 印影に表示するタイムスタンプ追加日時の日付形式・時刻形式。
日付形式 プルダウンメニューから選択する。
  • 設定項目の日付は例としてダイアログを開いた時点の日付を表示しています。実際にはタイムスタンプを追加した瞬間の日付となります。
時刻形式 プルダウンメニューから選択する。
  • 設定項目の時刻は例としてダイアログを開いた時点の時刻を表示しています。実際にはタイムスタンプを追加した瞬間の時刻となります。
タイムゾーンの表示設定 印影に表示するタイムスタンプ追加日時のタイムゾーン。
略称で表示する 選択したタイムゾーンの略称をタイムスタンプに表示する。
UTCとの時間差で表示する UTC(時刻を記録する際に使用される世界共通の時刻)との時間差を明示的に設定する。

アマノタイムスタンプのCA証明書のインストール

タイムスタンプを検証する際は、以下の手順に従って証明書をインストールしてください。

  1. アマノセキュアジャパン株式会社の「アマノタイムスタンプサービス3161のリポジトリ及びその他公開情報 」ページから、セコムトラストシステムズ株式会社のダウンロードページにアクセスし、以下すべての証明書をダウンロードします。
  2. ダウンロードした証明書ファイルをそれぞれ実行します。
  3. セキュリティの警告が表示された場合は[開く]を押して進みます。
  4. [証明書のインストール]を押します。
  5. [次へ]を押します。
  6. [証明書をすべて次のストアに配置する]を選択し、[参照]を押します。
  7. ルートCA証明書(SCRoot3ca.cer)の場合は[信頼されたルート証明機関]のストアを、中間CA証明書(ca3-der.cerまたはca3.cer)の場合は[中間証明機関]のストアを選択し、[OK]を押します。
  8. [次へ]を押します。
  9. [完了]を押すと、証明書がインポートされます。
  10. ダウンロードした証明書をすべてインポートできたら完了です。